家作りの考え方・・・??
おはようございます。
今回は、先日開催した「木造住宅の安全・安心・健康を考える」講習会で新しく気づいた事をお話します。
弊社の性能についての考え方はブログをよく見て頂いている方々はご存知だと思いますが、断熱・省エネ性能については 「数値ではなく体感が大事だ。」数値は結果であって目的ではない。
と、常に言っていましたが・・・耐震については・・・耐震等級3を取る為に設計をしていたことに気づきました。
みなさん、「耐震等級3であれば最高数値でもあり良いのでは」とお思いでしょうか???
確かに、耐震等級3あれば良いとも思いますが、・・・・
しかし 今日、耐震については 自分の信念を通していない事に気づきました。
きっかけは、講演会の中で 五十田先生がおっしゃった言葉 「設計する事をやめましょう。」でした。
今までは、耐震等級3にするために構造の設計をしていました。
今からは、全ての未開口壁を耐震壁にする、その結果の最低基準が耐震等級3であることする。
当たり前と言えば当たり前ですが、・・・
みなさんご存知だと思いますが、耐震等級1は基準法の最低数値で、1.25倍が耐震等級2となり、1.5倍が耐震等級3となるのですが、1.7倍とか1.8倍もしくは2倍でも良いのでは??・・・と思いませんか???
ここで よく勘違いされるのが、壁量の倍数と基準法1の倍数ですが、五十田先生は壁量は2倍にすべきだとおっしゃってました。
※耐震等級では3(基準法の1.5倍)・ 壁量では2倍ということですよね。
ちなみに、エバーフィールドの施工物件(耐震等級3)の平屋(熊本型復興モデル住宅)・2階建ての壁量を調べてら5倍ありました。
結論として、エバーフィールドは、耐震等級3以上・UA値0.5以下・R₀値30%以上を目的ではなく、結果として守る!!
その後の国総研の中川先生の講演は耐震等級の見える化がテーマでしたが、ここまでくると耐震と大切さはもっと分かりやすくなり、耐震等級3以上でなくてはお客様に自信もって見せられない・・・
震災前から構造計算をした木造住宅を提供していましたが、熊本地震後大きく変わりました。
しかし、この変化に付いて来れない工務店は今後 厳しい時代を迎えるのでは・・・
エバーフィールドはもっと進化し、成長していかなければと あらためて感じた講習会でした。
※最後に 私が制作した冊子の説明をしました。
熊本の業者の力で 熊本の復興を。
く ま も と の 力 ‼
次回の更新を 楽しみにお待ちください。