合格!!!
先日、自宅に『宅地建物取引士』合格の通知が届きました。
(従来の『宅地建物取引主任者』から、法改正等により今年『宅地建物取引士』に名称変更。
その変更後、最初の試験でした。)
今日は、その合格までの道のりをお話したいと思います。
この宅建の資格を取ろうと思ったのは、前々より計画していたわけでは無く、ほぼ思いつきでした。
前回の勤め先の最終出勤が3/10頃、すぐに新しい勤め先を決めるつもりも無かったので、
『この機会に資格でもとっておくか?』その程度の浅い考えによるものでした。
数ある資格の中で、宅建を選んだ理由は、今まで住宅関連の仕事に約19年携わってきて、多少不動産に関わる
場面を経験してきた為、「とっつき易い」と思ったからでした。
費用はかけたく無かったので、通信講座や学校に通うことは最初から選択肢には無く、全て独学でやることにしました。
(当初参考書も古本屋で買おうと思ったぐらいです。結局、法改正の内容などが反映されていない恐れを考慮し、
さすがにやめましたが・・・)
試験日10/18に対して、この時既に3月末。
早速本屋に行き、参考書選び。しかし、立ち読みした時点で、「とっつき易い」と思ったことに後悔。なかでも、受験する人
の大半が苦戦すると言われている『権利関係』は、難しく意味不明。文字だらけの参考書からスタートしても、直ぐに嫌になり、
三日坊主で終わるような気がしたので、まずは『マンガ宅建塾』という、題名通り漫画で書かれた参考書を購入し、通読。
宅建全体の概要をザックリ把握しました。その後、‘文字で書かれた参考書’で、知識を深めることはせず、いきなり過去問
に手をつけることにしました。過去問は『権利関係』『宅建業法』『法令上の制限・その他の分野』の3冊有り、4月から
6月までの3ヶ月はとにかく過去問を解き続けました。『権利関係』以外は、ほぼ暗記もので、最後の1、2ヶ月で追い込む
ことができると考え、しっかり理解しないとできないであろう『権利関係』に重点を置いて取り組みました。わからない
なりに1問1問考えて解いて行き、回答の解説で理解。解説不足分を‘文字で書かれた参考書’で補足。そうすると1回目の正答率
が約30%(全て4択なので、まぐれ当たりも含め、おのずとこのくらいの確率になるのだと思います。)だったのが、2回目
70%、3回目90%と上がっていきます。1回目は間違いばかりなので、精神的苦痛を伴いますが、繰り返すことで正答率が
上ると、やる気も出てきました。
7月に入ると、過去問にプラスして予想問題集を追加。これも繰り返し解いて行きました。
そして、毎週水曜日は、なるべく試験当日と同じ時刻スタート、同じ所要時間で市販の「模擬試験」を行いました。
早い時期に「模擬試験」を実施した理由は、
なるべく早い時期に、自分の現状の実力を把握すること、そしてなにより、回答スピードの速さに慣れること。(全50問に対し、
所要120分。1問当たり144秒で答えないと間に合わない。)
試験当日までに8回、実践さながらの模試をし、平均点35点ぐらいの出来でした。(合格基準点を36点と考えると、「受かるかも
しれないけど、落ちるかもしれない」レベルでした。
8月半ばから試験日前の10月半ばまでは、今まで過去問・予想問題を繰り返した結果、あぶり出すことができた自身の苦手箇所の
補強(ここで文字の参考書が役立つことになりました。)そして暗記ものの追い込みをかけました。
この時期になると、既に弊社に入社していた為、以前のような勉強時間は取れなくなってきました。そのハンデを補う為に、私が
実施したのが、スマートフォンのボイスメモの活用でした。私は現在、北区龍田に住んでいる為、通勤に片道40分ほどかかります。
往復80分。結構貴重な時間です。この時間を勉強時間に廻したいところですが、運転しながら参考書は読めません。そこで考えた
のが、よく間違える問題の回答解説や参考書の文面を自身で読み上げた声を録音。これを聞きながら通勤することを習慣としました。
以上の勉強方法にて、本試験は、合格ライン31点に対し、自己採点37点。
勉強期間6ヶ月半、要した費用2万円弱(参考書代)。「3度目の挑戦」なんていう人を、結構よく聞くので、それを考えれば、まずまず
の結果だったのでは?・・・・・
私が今回の試験勉強期間を通じて痛感したのは、「加齢による記憶力の低下」でした。
現在42歳。高校受験、大学受験を経験していますが、その頃より明らかに低下しています。
新しい知識を頭に入れると、それ以前に入れた知識が頭からはみでてしまうのです。
もっと若い時にチャレンジしておけば、もっと楽だったのに、と後悔しています。
現在、来年1/22に行われる「ファイナンシャルプランナー2級」の試験に向けて、勉強中。
相変わらず知識が頭に入らず、日々苦戦しています。